食材情報  クチナシ,サフラン,ターメリック

第16回のバターライスではクチナシの実を着色に用いました。

クチナシは、夏、香りの良い白い花を咲かせて、冬になるとオレンジ色の実がなります。

この実を乾燥させたものが、スーパーのスパイスのコーナーなどで売られていますから(割と安く)購入できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サフランは第11回のパエリアで使いましたが、値段の非常に高いものです。スーパーのスパイスコーナーで瓶詰めが売られていますが、瓶の中の袋の中に、ほんのわずかしか入っていません。

サフランの花のおしべを乾燥させたものです。

右画像のイヌサフランは花が色もよく似ていますが猛毒です。名前を省略して「サフラン」と呼んでしまうことがあるので、注意してください。昨年(2017年)、北海道でこのイヌサフランの葉をギョウジャニンニクと思って食べた人が1人死亡、2人入院しています。このイヌサフランの中毒事件は毎年のように起きています。

 

 

自然の材料で、食品を黄色に着色したい場合、上のクチナシ、サフランの他

に、ターメリックがあります。カレーなどにも使われますが、スパイスとして安

いものなので便利です。


食材情報 グラス・ド・ビアン

■ グラス・ド・ビアンについて
 これまで,ロールキャベツ(第11回)と豚ヒレ肉のベルギー風(第4回)で,グラス・ド・ビアンを使いました.
 そのとき,「どこで手に入るの?」という質問を受け,「成城石井には置いてあります」とお答えしました.

 ハインツのグラス・ド・ビアンは,300g缶が\1,200程度ですが,普通のスーパーには置いてないようで,
高級食材を扱う店やスーパーで買うか,ネット通販(Amazonなど)で取り寄せることになるようです.

 グラス・ド・ビアンについて調べてみると,

仔牛の骨やスジを長時間煮込んで作った「フォン・ド・ヴォー」(Fond de veau)を、途中何度も漉しながら
更に煮詰めていった濃縮肉汁です。非常に濃厚ですので、通常はフランス料理でのソースにコクを持た
せるために少量使います。

とありました.

では,フォン・ド・ヴォーを煮詰めればよいかというと,次のような発言もあります.

グラス・ド・ヴィアンドの材料は牛肉、フォン・ド・ヴォーの材料は子牛肉。
牛肉と子牛肉は肉質が全く違い、グラス・ド・ヴィアンドを薄めてもフォン・ド・ヴォーとは全く違うものになる。
日本人は子牛肉を殆ど食べないので馴染みが薄いのだけど、牛肉は赤肉なのに対して、子牛肉は白肉
で豚肉に近い。
フォン・ド・ヴォーの際だった特質は、「汎用性」と呼ばれるのだけど、平たく言えば何にでも合う事。
フォン・ド・ヴォー自体は何も主張をしない。
グラス・ド・ヴィアンドは強烈な主張があって、フォン・ド・ヴォーのようには使えない。
むしろコンソメの方が汎用性が高いので、そちらを使えばよいと思う。

全くもって,正直よく分かりません.

で,「入手できなかったらどうするか?」ですが(ソース用に少し使うことが多いので)
(1)  コンソメを(煮詰めて? キューブを使うなら濃いめにして?)使う.
(2) フォン・ド・ヴォーを煮詰めて使う.なお,フォン・ド・ヴォーについては,最近「カレーの隠し味用」(?)に
少量パック(ハウス食品で22g\100)が売られています(平和堂で見かけました).

いろいろ試して,自分なりにおいしくできれば良しとしますか.


食材情報 ハーブ

これまでもさまざまなハーブを利用してきましたが、ハーブの入手などについて。


■ 一般的なスーパーなどで手に入るハーブ

 ローズマリー、バジル、ミント など

■ ちょっと大きなスーパーやデパ地下などで手に入るハーブ

 上のハーブに加えて、セルフィーユ、セージ、タイム など

■ ホームセンターなどで手に入るハーブの苗(★は種をまいても良い)(◎は特にお勧め)

 ◎ローズマリー:とても良い香り。これは草ではなく木で、枝が垂れ下がるものなど何種類かある。地植えすれば育てやすい。

 ◎バジル:とても良い香り。夏が旬なので寒い間は育たない。(★春に種をまくと良い)

  ミント:お菓子などに。種類がたくさんある。地植えすると増えすぎるので、注意。

  セージ:コモンセージ(木)など種類がたくさんある。寒い間×。

  タイム:これも草ではなく木。寒い間は×。

  カモミール:初夏に花が咲き、カモミールティーなどに。夏は×。(★秋に種をまくと良い)

  チャイブ:アサツキのようなネギ。

 ◎イタリアンパセリ:育てやすい。夏は×。(★)

  フェンネル:コスモスの葉っぱ様。魚料理に。

  セルフィーユ:ときどき見かける。暑さ寒さに弱く,夏冬は×。種が入手できればまいても良い。


食材情報 第7回

 

■ オレンジキュラソー

 

・サントリーの製菓用のものは,多くのスーパーで扱っていて,350円程度です.製菓材料コーナーになければ,お酒売り 

 場を探してみてください.リキュールなので,お酒です.

 ・教室で使ったものはドーバーのもので,成城石井で購入しました.400円までしなかったと思います.

 ・本格的には(?)コアントローを使うようですが,大瓶はその分お値段も高めです.小瓶が平和堂にあって,400円ほど

 でした.